学園アリス

□08
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今日は文化祭二日目。
少し寝坊しちゃったけど今からでも間に合うだろうと勝手に思い、ゆったりとした足取りで技術系まで歩く。









『ふわぁ〜すごいなぁ……』









さすが技術系、規模が全然違うしクオリティもすごすぎる。








『すご……何で学生の時行かなかったんだあたし!』








今更ながらにあの頃を思いだしジタンダを踏む。


あ、もちろん今は1人だよ?
そこ、寂しいとか言わないの。









『あれ、あれってもしかして………蛍のお店…?』








個人でお店するって蛍さん何者!?と思いながらそのお店に近づく。




すると誰かが突き飛ばされたのが見えた、と思ったら大きなメカがどしんと立っていた。









『っえ……何これ……』









スゴすぎるでしょ……と思っていたら進化した。(メカが)


豚から鳥になった……。
と思ってたらどっか飛んでった……。





それを見ていた金持ち達はお金を振りながら「ホタル・イマーイ!!」と叫んでいる。








『あんな子がいたなんて……』









あの人が欲しそうな子だなと微笑してその場を去ろうと思い後ろを向くと、









「雪峪 愛美さん」


『!!』


「………覚えてらっしゃいますか?」









帽子を深く被った男があたしの前で礼をする。


こいつは今、小学生としてのあたしを呼んだんじゃない。




本当の雪峪 愛美として呼んだ………。









『生憎だけど、帽子でよく見えない。


それとここだと目立つんだけど』


「それは失礼致しました。
ですがこうでもしないとあなたとは連絡が取れないので……」


『うるさい、………“Z”があたしに何の用』









そう、こいつらは反アリス組織……“Z”だ。



昔からあたしを勧誘してくる。
ホントシツコイ。
















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