学園アリス
□07
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杏樹先輩にバレて少し落ち込みながら外に出る。
もう杏樹先輩も外にいた。
………早くない?
てか絶対手抜いたなぁあれは。
蜜柑なんかピアス緩めれば一発でしょー。
そんな事を考えながらとてん、と降りる。
流架君はいつの間にか来てた棗のとこにいるし、パーマちゃんも引っ付いてるし。
『あ、蜜柑……』
棗に「似合うやろ」とドヤ顔で言う。
……なーんか、ヤな予感が……。
何て思ってると、棗は蜜柑の胸部分の服をグイッと引っ張り、覗いた。
何度も言うよ、覗いた。
胸を。
『ぅあ〜〜、かわいそ…蜜柑』
あそこまでの清々しさは……
『さすが……あんな所まで似ちゃったのか……』
馨先輩の遺伝子まんまじゃんと苦笑しながらそこまでとててと歩いた。
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