哀うた
□最後のキス
1ページ/1ページ
あの寒くて雪が降ってる中
夢中でキスした僕達。
頬は氷のように冷たかった。
クチビルもすっごく青くなってた。
君はずっと小さく震えてた。
でも、まだ生きてた。
「ずっと一緒」って笑ってた。
次に会った君は・・・
氷のように冷たいし、青くなってた。
ただ、ただ、眠ってるみたいに
死んでた。
君から流れる血はまだ温度があるのに
僕は泣きながら君に問い掛けた。
「幸せだった?不幸だった?」
何も聞こえない。
君に僕の温度が伝わるように・・
最後のキスをした。