短編

□【続】
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その言葉を合図に斎藤さんは私の胸に先端から吸い付いた。


それからは上半身全体を舐め回される。



私の口からは抑えきれない喘ぎ声がひっきりなしに漏れた。




「ふ…そんなに声を出したら皆に聞こえるぞ」


『だ、だって…斎藤さんが、あっ…そんなに舐めるから…』


「犬らしいだろう?」





耳に舌が侵入しぴちゃぴちゃという音と荒い息が顔にかかり、官能が煽られる。





「そういえば、下はまだだったな」





そう言って斎藤さんはやっと下に目をやった。



そう。
今までのは全て上半身で下半身には一切愛撫がなかったのだ。



しかし既に私のそこはびしょ濡れだ。


斎藤さんはそれを見て満足そうに笑った。




「おれはまだ舐めてないが……何故濡れているのだ?」




そして斎藤さんは秘部をしゃぶり始めた。


こらえきれない快楽に、仰け反り細くなった喉から切なげな声が出てしまう。




『ぁああっ…あっ…んっ!』





ナカを擦るように舐められたり、蕾を吸い上げられたり…



じゅる…じゅぷっという大きな音や、私の股の間から見える斎藤さんの頭は、文字通り犬のようだ。




でもあくまで犬。
舐めるだけ。



私の身体は更なる刺激を求めて疼く。



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