静臨*短編

□朝の戯れ
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朝日の眩しさに臨也は目を開けた。
身体を起こそうとすると腰に鈍痛があり、起き上がるのもやっとだった。
この痛みで昨夜の情事を思い出して隣にいる男を思いきり睨みつけた。

その相手は平和島静雄。
池袋の喧嘩人形。いや、世界中探してもこんな怪力馬鹿はいないだろう。

時計をみるとまだ眠っていても大丈夫な時間だったので身体を戻した。
ふわりと漂ってきたシズちゃんの匂いに胸が締め付けられるような感覚をおぼえた。
じっとシズちゃんを観察した。

まつ毛が一般的よりも長く鼻が高いし、顔はすごく整っていてシズちゃんの弟、俳優幽君が思い浮かんだ。
手を伸ばして髪に触れると思っていたよりもさらさらとしていて頬をなでた。
無意識にその頬に顔を近づけキスをした。


そしてくるりと視界が回転した。
目の前にシズちゃんの顔があるのは変わらないが背景が布団から天井に変わっていた。



「……おはよう………シズちゃん…………」

「……」



黙ったままのシズちゃんは俺の上に乗っかり顔の横にたくましい腕がはさむようにおかれた。

そのうち顔を首に寄せぬるりとした感覚が伝わった。



「ひァッ……なにして」



シズちゃんの舌は這うように徐々に上へと上がってきた。
そして耳たぶををかぷりと噛まれたあと舌が耳の中で水音を響かせ丹念に舐められた。



「やぁッ……んんぁ」

「ほら、逃げんなって」

「だめっ!しゃべっちゃッ…あぁっ」



直接脳内にシズちゃんの声が響いて下半身が熱くなった。
俺のとシズちゃんのがあたるとそれにも興奮を覚え先走りがとろりと伝った感覚にさえ腰が震えた。



「きのう、やったばっかなのにッ…」

「てめぇが煽ったんだろ、いつもは自分からキスなんてしないくせによぉ」

「ッえ、やっぱ起きてたのかょっ、あぁあッ」



シズちゃんの片手が俺のを掴みやんわりと撫であげ瞬間的に足の間を閉じようとしたがそれを許してくれるはずがなくシズちゃんは身体を移動させパクリと先走りが出ているものを咥えた。



「やぁあッ!はな、してっ…んんぅふ、あぁ!」



手で握られたりするよりもくわえられる方が興奮してどんどん高みへを昇らされていく。
根元まで綺麗に舐められ往復するように出し入れされ先をぐりぐりと押されながら吸われてドロドロと先走りは垂れていった。



「こんひゃにしやあってよ…?(こんなにしやがってよ…?)」

「ぁ!ダメぇ、すわないれッ!ひぁあっ、イっちゃうからぁ、あぁんぅ」



強く吸われると下半身を何度も震わせて達した。
顔をあげたシズちゃんは口の端についた白濁液を舐めあげて満足そうに笑った。


そしてもう絶対、朝はキスはしないと決めた臨也だった。

















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ショートです!
唐突に掻きたくなっただけで、駄文失礼しました





 

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