イベント小説
□トリック オア トリート!
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それはハロウィン三日前のことだった。
「ねぇ、シズちゃん!ハロウィンパーティー2人でしようよ!」
「2人ですんのかよ?」
俺は久しぶりに臨也のマンションに来て臨也が作った飯を食べていた。
「だっ……だって最近、シズちゃんと会えなかったから……///」
(え、何これ?食べていいのか?)
赤面している臨也に思わず手が出そうになり必死で抑えた。
今ここで手を出したら臨也におあ付けをくらわされることがあるからだ。
「そ…、そうだよな!よし、2人でやろうぜ。って急にどうしたんだよ?ハロウィンになんかすんのか?」
「うん!考えたんだけどさ、お互いにさ似合いそうなコスプレ買ってきてパーティーするの!」
「あぁ、いいなそれ」
少し臨也がコスプレした時の格好を想像して思わずやべぇな、なんて思ったりした。
「じゃあ、忘れないでよ?」
楽しそうに笑う臨也を見て俺の口元も緩んでコクリと頷いた。
そして、あいつに似合う服を探し続けた。
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