静臨*長編

□覚悟しろよ?
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「やめてほしいか?じゃあ、可愛くおねだりしてみろよ」

「ぁんっ…!おね、だりっ?」



その言葉を同じく言ってみたがいまいちピンとこなかったため疑問形で返した。



「そう。そうだなぁ…『淫乱でマゾな俺を…、いや違うな私をイかせてください。ご主人様』かな?」

「はっ!?ぁっ…ぅ……」



口を離し、また指を入れたり出したりを繰り返され熱はおさまらない。
この熱から解放されるためには従わないといけないが、残っていた僅かの理性で恥ずかしくて言えるはずがなかった。
それにこの服はメイド服ではないことに気づいていないだろう。



「むりぃっ……ぁんん!も、やめてぇ…あっ、あぁぅぅっ」

「ほら、言わねぇとつらいのはてめぇなんだぞ?」



そういいながらチラリとシズちゃんの下半身を見ると押し上げているのが目に見えて口角をあげてニヤリと笑った。



「ははっ、ぁんんっ、しず、ちゃんだって苦しいんじゃ、ないの?」

「そうだな…でもやっぱり言ってくれないとなぁ…?」

「この鬼畜…っはぅ、あん!あっ、ぁぁ、やめて…よ、んぁっ!」



二本だつた指を三本に増やされまた強い刺激に下半身がビクビクと震えるがまた指は抜かれ意識が飛びそうになった。
そして再び甘い声でそれに弱いことを知っていて耳元で囁いた。



「言えよ、臨也」



もう何もかもどうでもよくなってきて覚悟を決めて口を開いた。



「んぅっ…、ぃ、淫乱でマゾなっ、私をィか、せてくださぃ…」

「誰にだ?」

「っ……、ご主人様っ――」



もう嫌になって顔を背けた。そうでもしないと恥ずかしくて死んでしまいそうだったから。
するとシズちゃんが俺の顎を掴み深くキスをしてきて目を見開いた。
そしてペロリと唇を舐めて離した。



「これはやべぇな、たまんねぇなぁ…」

「はぁ!?あっ!…んぁっ、ふっ、ぅ…あっ、あぁぁぁっ」

「お望み通り、イかせてやるよ。壊れるまでな」



そして指を三本また入れられ、かき回されたり、激しく出し入れされまた熱は急速に上がっていき快楽に溺れていく感覚が恐くて後ろ手でギュッとシーツを掴んだ。

そしてある部分をかすり声が少し大きくなったのを見逃さなかったシズちゃんはそこばかりを触れるように指を出し入れした。



「あぁぁぁっ!やぁっ…おか、しくなるっ…はっ、ぁああああああ」



そして奥を指で押されあっけなく達した。
でも男みたいに一瞬の快楽ではなく、ずっとその快楽が続き全身が震えた。
怖くて震えてるのではなく、歓喜で震えた。



「どうだ?女でヤる感想は?」

「ぁ…っ、もう…これ、やだっ……」

「違うだろ?お前、いつもよりエロい顔してんだぞ?」

「ちがうっ!シズちゃんが、焦らすからっ…」

「ここ…もうぐちゃぐちゃだぜ?」

「くっ…ぁぅ…」



わざとらしく音をたてながら指を動かしていやでもどれだけか分かる。
その場所をを見られていることにまた恥ずかしくなってそこからタラリと落ちていくのがわかり目からまた涙が零れた。







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