静臨*長編

□覚悟しろよ?
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頬けているとクチュと音をたてて後ろではなく前に指が一本入ってきて思わず声が裏返った。



「ひぃっ!ぁ、やだっ、抜いてっ…んぁ、あ」



濡れていたそこはするりと受け入れて中を掻き分けるように奥へ奥へと侵入してきて耐えられず声をあげた。
ピチャピチャと水音が部屋にこだまして聴覚までおかしくなりそうだった。
そして充分にならしたところで二本目の指が挿入されて足についていた鎖がジャラっと鳴った。



「あっ、ぁ、もう、お願…やめてぇ、っ」



中に入った指が中でくの字に曲がってバラバラと動いてきて気持ちよくて気付いたら自分から腰を振っていた。



「んぁあ、はぅ…あぁ、イ、ちゃうっ」

「なんだ?もうイくのかよ、でもなぁ、」



するりとシズちゃんの指は抜かれて目を見開いた。



「ぇ…なんでっ」

「言っただろ?てめぇがよがる姿がみてぇって」



ようやくシズちゃんが言ってることの意味が分かって背筋が凍った。
つまり俺が懇願するまでイかせないつもりなのだろう。



「ははっ…俺の予想の斜め上をいくよね、シズちゃんって」

「ククっ、褒め言葉として受け取っておいてやるよ。てめぇの強がりがどこまで続くか見物だなぁ」



また今度は二本同時にいれられて焦らすように出入り口のあたりで浅く出し入れをしてきてもどかしくて切なくなって首を何度も横に振った。



「んはあっ!ぅ、あっ、やらぁ……」

「浅くじゃなくて奥がいいか?」

「あっ、奥はやっ、あぁぁぁっ!!」



シズちゃんの長い指がグリグリと奥の壁をこすり思わず声が裏返った。
充分に濡れたそこは今まで感じたことがないくらいぬるぬるとして気持ちよくておかしくなりそうで、でもこの熱をどうすることもできなくて。

そしてまたイく前に指をスッと抜かれ全身がガクガクと寒くも、イってもいないのに震えた。



「ぁ…くっ…あぁ、あ…」

「苦しそうだなぁ?臨也君よぉ」



また厭らしく太股を撫でまわしてきてそんな刺激ですら気持ちよく感じてきてしまっていた。
そして自分でも分かるくらいトロトロと秘部から流れていきそれでも感じてしまった。いや、それをシズちゃんに見られていることが恥ずかしくて涙が零れた。



「やっ…ぁ、みないでぇっ…」

「何言ってんだよ、今見ないでいつ見るんだよ。ここずっとヒクついてるのお前も分かるだろ?」

「あ…ぁぅ…」



するとぺロリと太股の裏を舐められて背中がのけ反った。



「んぁ、っ…!」



そしてチュウと吸われ甘い痛みがして唇をまた強く噛んだ。
シズちゃんの頭はだんだん上に上がって行きそして秘部を舐められて下半身がビクビクと震えた。



「あぁっ!!や、らぁ、やめて…ぁ、おねがっ…!」



今まで知らなかった快感が全身を襲ってきて口からは喘ぎ声とやめてほしいという懇願だけだった。








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