静臨*長編
□覚悟しろよ?
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「く…ふ、ぅ…」
「どうだ?気持ちいいか?」
シズちゃんは近くにあった椅子に座って俺を眺めていた。
「誰がそんなこと…んあっ…」
足が閉じることができず下着が擦れるだけで声が漏れた。
あれから時間は10分くらいたつが俺にはすごく長く感じた。すぐに襲ってくると思ったがシズちゃんは何もしようとしてこなくて歯ぎしりした。
するとシズちゃんはようやく腰をあげ覚えた快感がもらえると思った。
シズちゃんはベッドの上に乗り俺の上に覆い被さっていやらしく太股を撫であげそれだけで全身が震えた。
徐々に腕は上がっていき下着をぐっと下におろされ羞恥で目を強く瞑った。
「うわっ、超濡れてるじゃねぇか」
「うるさい、ばかっ、しね!!」
「ふーん、その強がりがどこまで続くかなぁ、臨也君よぉ」
下着をビリっと破く音がして帰りはどうするんだと怒ついてやろうと思ったけど今はそれどころじゃない。
するっとシズちゃんの手が横腹をなぞるように入ってきて身体がまた小さく震えた。
そのまま服ごと上にあげてブラを見てシズちゃんの動きが急に止まったのでおそるおそる目を開けるとシズちゃんも口をポカンと開けていた。
「じ、じろじろ見ないでよっ」
「…てめぇ結構胸でかいんだな」
恥ずかしがることなくそんなことを平気で言うシズちゃんは本当にデリカシーがない。
恥ずかしさがまたこみ上げてきて顔を横に背けて唇を強く噛んだ。
するとブラの中に手がゆっくり入ってきてゆっくりと味わうように揉んできた。
まだそれくらいなら耐えられたが乳首をいきなりギュッと摘ままれ唇を一層強く噛んで口の中が少しだけ血の味がした。
後ろに手を伸ばしてブラのホックをご丁寧に外して取り去った。
指しか使っていなかったのに今度は生温かい感触がして背中がのけぞった。
「はっぁ、んぅ…あ、ぁ、吸わないでぇ…!」
ピンとたった突起を赤ちゃんのように吸い上げテロテロと舐めてきた。
本当に恥ずかしくてどこかに消えてしまいたかった。逃れようとして腰をひいても鎖があってどうにもできない。
「お前ここ弱いよな」
「あっ、ぁぅく…」
そこばかりを責めてきて下半身がうずいて苦しい。そんなことは知ってか知らずかシズちゃんはようやく胸から顔を離した。
「はぁっ、もう、いいでしょ?」
「何言ってやがる、これからだろ?」
ニヤリと笑うシズちゃんに思わずカッコよすぎて顔が赤くなるのがわかった。
俺はもうシズちゃんに溺れたからきっと抜け出せないだろうって感じた。
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