静臨*長編

□覚悟しろよ?
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目を開け起き上がろうとしたら腰に今までにないくらいの鈍痛が走った。



「いったぁ……」



その痛みで朝までヤっていたことを思い出してまたベッドに転がった。
後処理はしてくれたらしく綺麗になっていた。
カーテンの隙間から洩れる光を見ているとガチャリと音がしてシズちゃんが入ってきた。



「起きたか?」

「何が、起きたか?だよ……君のせいで起き上がるのも困難だよ……どうしてくれんのさっ!――――って、あれ?」



自分の声が低いことに気づいておそるおそる下を見るとないべきものがなくなり、あるべきものがあった。



「え、俺男に戻ってる!?マジで!!」

「ちっ……」

「え、何?今の舌打ちは?」

「いや、女の方が二つ穴が使えるか―「一遍、死んでこい!!!」



布団の中に潜って頬を膨らませた。
だって、それは俺が女の方が良かったってことで、つまり女の身体の方が好きだってことだ。



「シズちゃんの変態っ!!そんなに女の身体がいいなら、女と付き合えばいいだろっ!!」

「くくっ…ちげぇよ、臨也だからいいんだよ」

「でも今の俺は嫌なんだろ」

「臨也は臨也だろ?どっちも好きだぜ」



朝までしたのにシズちゃんは元気で何故かイラっときた。
しかも最近は俺が口でシズちゃんに負けてしまうことが多くなった。
でも、意地を張りたくもなってしまう、こんな自分は可愛くないことは重々承知だ。
それでもシズちゃんがそれでいいと、言うのなら、これも悪くないかって思ってたりする。
無理やり起き上がりシズちゃんに指を指して、



「……明日から一週間ヤるの禁止ね」

「あぁ、わかっ―――…はぁぁあ゛!?」

「そのくらい我慢してよ、仕事できないんだから」

「でも―――…」

「こんな風にやったのはどこのどいつだと思ってるの?」



流石に言い返すことができなくなったシズちゃんを見て口角をあげた。

そう、たまに勝てればいいのだ。


また横になりシズちゃんをにやにやと見た。


するとシズちゃんは髪を拭きながらこっちに近づいてきた。



「明日から一週間な、分かったよ、約束だからな」



あっさり引き下がったシズちゃんを不思議に思った。
そして、それは最悪な展開になった。



「じゃあ、今日はまだいいんだよなぁ?」

「へっ…?」

「明日から禁止だろ?一週間分、ヤるからな。今から」

「はっ……はぁあ゛!?ふざけんな、昨日散々ヤっただろ!?」



俺の講義もむなしく動けない俺の上に乗りそのかっこいい顔が黒く笑った。
そして薄い布団越しから俺の性器をつ―っとなぞった。



「んんっ!」

「一週間分愛してやるから、覚悟しろよ?」

















そしてその一週間後にもまた一週間分愛されることになるとは知るよしもなかった。






























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初の女体化っ!
私のイメージでは肩くらいの髪でストレートで目ははっきりとしているけど、どこか暗いような感じですかね!
そして胸は大きいっ((

でもクルリは胸大きいけど、マイルは小さいから本当に臨也がお姉さんだったらどうなってたんだろう……?


ここまで読んで下さり、ありがとうございましたっ!m(__)m








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