愛イロ、キミ色

□ep.3
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高等部から離れた道路
桜が満開に咲いていてすごく綺麗な場所で燐くんと二人違った意味でピンク満開なメフィストを待っている



『やっぱり桜は綺麗だな……ん?』



1人ふってくる桜の花弁を追いかけては捕まえ、また離してと遊んでいると視線を感じ
ふと桜から目を下ろすと燐くんが座り込んでこっちを見ていた



『どうかしたか〜?』



「あっいっいやなんでもねぇよ!////(瑛志に見とれてたなんて言えねー///)」



目が合うとふいっと顔を反らす
あ、もしかして不安なのか…?
まぁそりゃぁな…

あ、そうだ



『ちょっと、分けてくれな』



桜の木に一言断りを入れてぽきっと1つだけ花がついた短い枝をおりとった



『燐くんっ』



「うおっ!?」



顔をのぞきこんだらめちゃくちゃ驚かれた

ま、そんなことはともかく



『はい、これ。』



さっき取った桜を燐くんに差し出す
と、明らかに首を傾げた



「?…これは」



『桜』



「いやっんなことは分かってるっての!」



『緊張してる燐くんにオレからのプレゼントってこと』



「なっ////べっ、つに緊張なんてしてねーよ!」


真っ赤になってる時点で反論の半分は意味ないと思うけどな…



「俺は祓魔師になるんだからな!」



「……おやおや、やる気満々で大変結構」



「うおっ!?」



『やっと来たか』



ドーンと自分の目標を叫んだ燐くんの近くにメフィスト

どうやらようやく塾に入れるようだな
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