愛イロ、キミ色

□ep.2
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聖十字学園 大講堂前



『はぁ…』



何故オレはこんなとこにいる!?



《ご主人様制服似合ってるね♪かわい〜☆》



しかも制服まで着せられて!!

にしても人たくさんいんなぁ
流石は一応は超一流校ってことなんかね



「一応とは失礼ですね」


『だって理事長がアレだからなぁ……ってメフィスト!?何故ここに!?』



いつの間にかあたかもはじめからいましたよーみないな感じで入ってきたメフィストにとりあえず驚かされた



『てゆうかもう奥村兄弟の送迎は終わったのか?』



「えぇ、きちんとここまで連れてきて今ごろは大講堂内でしょうな」



『ふーん、つかさ理事長がこんなとこで一般生徒と話してていいわけ?』


実際はメフィストがどうとかじゃなくてピエロの格好したおじさまと一緒に話してるオレが好機の視線にさらされるのが嫌なだけなんだけどね



「おぉっとそうでした。これはこれは」



ご忠告どうもといって待機させていたピンクの車へと乗り込んでいく

かと、思いきや去り際にこちらを振りかえって



「瑛志きちんと入学式には出席するように、それともしチャンスがあればどちらかと顔見知りになっていてくれた方が此方としても助かるのでよろしく頼みますね☆」



そう残して走り去っていった
ついでに星まで飛ばしおって…サボる気満々だったのに
溜め息を吐きくるりと方向転換して講堂の扉を潜る



「只今より聖十字学園 入学式を執り行います」



適当に座ってみていよう…
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