薄桜鬼
□第六章
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・・・・えっと、何も返事が返って来ないのはなぜ??
「篠原君」
あ、返ってきた
『はい』
私は返事をする
「もう体調は大丈夫なのかい?」
『えっあ、はい』
「そうかそれはよかった!」
と私に微笑みかけてくれる
『・・・・一つ聞いても良いですか?』
「何だ?」
『何か皆楽しそうというか、気持ちが高ぶっているというか・・・』
私の質問に平助君が返してくれた
「あぁそれはな、会津藩から要請があって今から出陣するんだよ」
まぁオレは屯所で待機だけどな、と残念そうに言う
『そうなんですか?!凄い!!じゃ私も---』
準備してきます、そおう言おうと思った時に
「お前も屯所で待機だ」
と言われてしまう、
が今回はしょうがないと思い素直に頷く
「じゃぁ皆が出陣しちる間僕と遊んでそうか彩祢ちゃん」
『総司さんも待機?って遊ぶって何で!?』
「あははは冗談だよ ほんと彩祢ちゃんって面白いよ見てて飽きない」
私が面白い?!そんなこと言われたの初めてだ
『そうだ、千鶴ちゃんは?どうするの?』
「えっと、私は皆さんと一緒に行きます」
『いいなぁ』
「あっでも私は伝令や怪我人の手当てをするために行くんだよ?」
そっか伝令も怪我人の手当てをする人も必要だもんね
そうして皆は準備が終わり出陣した
『あ〜ぁ私も行きたかったな』
「まだ言うの?怪我人は行っても邪魔になるだけ」
邪魔って・・・
『!!私は怪我なんてしてないよ!』
「3日間も寝てたんだから怪我人も同然でしょ」
な、何も言い返せない!!
「そーそ オレ等はこの際、ゆっくりしとけばいいんだよ」
と言って平助君は広間から出て行く