薄桜鬼

□第五章
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するとそこには総司さんが浪士と睨みあい、戦っていた
私はしばらく総司さんのと浪士の様子を伺うことに


「ふ、お前の腕もこの程度か」
浪士がそう言うと浪士は総司さんを蹴り飛ばす
私は慌てて総司さんの所へ駆け寄る

『総司さん!大丈夫ですか!?』

「お前もそいつの仲間か?邪魔立てする気ならばお前も斬る」

『邪魔立てする気も何も私は敵である貴方を斬るそれだけよ、それに邪魔立てなら貴方もしているじゃない』

本当はこんなこと言うのは怖い
だって殺気が半端ないくらいあるんだもん
殺気だけで殺せそうな感じ

「アンタの相手は僕だよね?この子に手を出さないでくれるかな、彩祢ちゃんも僕の獲物を取らないでよね」

『そんなこと言ってる場合?!それより総司さんはじっとしていてて!!』

「彩祢ちゃんに言われる筋合いはないなぁ」

こんな時も笑っている総司さんは凄いと正直思ってしまう
私ならそんなのは絶対と言っていいほど無理

「愚かな、そのような様では盾の役にも立たない

【役にも立たない】の言葉がカチンとくる

『総司さんは役立たずなんかじゃない!!貴方に何が分かるの?!』

気づいたら私は怒鳴っていた
私が怒鳴ると思っていなかったからか総司さんは驚いて目を開いている

『・・・・なんのつもり』
私h自分でも分かるくらいに今度は落ち着いてて、声も普段よりも低くなっていた

「お前達が踏み込んだ時点で俺達の役目も終わっている」

『どういうこと?・・・・・音が止んでる』

浪士が窓から立ち去ろうとしているのに気づき「待て!!」と叫ぶが一瞬で闇夜へと消えて行く

「くそ・・・・僕はまだ・・・・戦える・・・のに・・・」

ドサッと音がしたから振り向くと総司さんが倒れていた

『総司さん!!』

私は此処から何故か離れたくなかった・・・・・だから「誰か二階(ココ)に来て!!!」と叫ぶ
すると一君が来てくれた
良かった・・・・これで終わったんだ・・・・

私はずっと気を張っていたためか急に安心すると意識が遠のいていく気がした
    
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