薄桜鬼

□第八章
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私と千鶴ちゃんは今、洗濯物を干していた・・・が玄関に誰かいるのでその誰かを見に行く

『お?あれは・・・』

「平助君!!」

千鶴ちゃんが平助君の名前を呼ぶと振り返った

「彩祢、千鶴! よっ!」

何やら平助君は何処かへお出かけに行くみたいだ

『そんな格好して、何処か行くの?』

「来旨募集のために江戸へ行くことになったんだ」

『へぇ〜江戸かぁ』

私は一人で呟く、そして見事にスルーされる

「ついでに綱道さんのことも調べてくるから期待して待っててくれよ」

ついでかよっっ!!とツッコミたかったが、言わなかった

「うん!」

まぁ千鶴ちゃんが嬉しそうだからいいか
そして私達は平助君を見送ってから再び仕事をする


「いやぁ愉快愉快、隊士が増えるのは嬉しいものだ それが有能な人物なら尚更!」

「新選組の規律など色々山南さんから教えて頂かないといけませんわ」

・・・・いきなり何の話だと思った方、これは【伊東さん】という人の歓迎会?みたいなものだ
私は伊東さんが苦手・・・というより嫌いだ
あの癖のある喋り方で女みたいな感じかしていてオカマか、と思う

だから私は広間から出て行き千鶴ちゃんの所へ行って一緒に空いた徳利などを洗っている

「もし、あなた」

「何か?」

「あなた、隊士?・・・・ではありませんよね?」

「あ・・・えっと・・・」

はぁと溜息をついてから千鶴ちゃんに助け舟をだそうと思っていたとき総司さんが来た

「男所帯で華がないですから」

「まぁ綺麗なお花ですこと、頂いておきますわ」

なぁにが【まぁ綺麗なお花ですこと、頂いておきますわ】だよ!!
本当にあのオカマ野郎を見てると鳥肌が半端
ない


するとさっきまで広間にいた筈の土方さんが居た

「お前に平助から言伝だ」

お前ってどっち?まぁ多分千鶴ちゃんだろう
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