薄桜鬼
□第六章
1ページ/3ページ
・・・・・ん?
此処は、私の部屋?
どうして私は此処に・・・・そっか池田屋の時に
「彩祢ちゃん!目が覚めたんだね!!」
千鶴ちゃん?
『・・・・もしかして千鶴ちゃんが看病してくれてたの?』
「うん、でも良かったぁ 彩祢ちゃん、3日も寝てたんだよ?」
『3日も!?』
千鶴ちゃんは頷き、
「思ったより顔色も良くて安心したよ」
と言ってくれる
『ごめんね心配掛けて』
「ううん!」
『千鶴ちゃん、総司さんは大丈夫なの?』
「え、うん」
千鶴ちゃんは歯切れ悪く答える
『本当に??』
私は千鶴ちゃんの顔を覗き込み問う
「ぅ、あのね実は・・・---」
『じゃ総司さんの所に行って来る』
「だっ駄目だよ!!」
慌てて私の前に立ち止める
『お願い、行かせて?』
「・・・・分かった、じゃ私も一緒に行く」
何とか説得成功
でも一緒に?
「今は皆さん、広間にいらっしゃるので」
『そっか じゃ行こうか』
そう言って私と千鶴ちゃんは広間へと行く
今の時間に広間にいるってことは会議中なのかな・・・?
先に皆にお茶を用意してから広間へ行った
「雪村です、失礼します」
ススーと襖を開ける
私は千鶴ちゃんの後に続いて入る
「いつもありがとぅ・・・・篠原君?!」
「お前何時起きたんだよ!!」
何時って・・・
『何時って今さっきだよ、それより・・・』
「それよりって・・・・」
と言って少し落ち込む平助君
まぁそこは無視しよう
『皆さん、ご心配お掛けしました』
私は頭を下げる