薄桜鬼

□番外編
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ん?此処は・・・私の部屋だ
そっか池田屋の時私気絶して・・・・
こうしちゃいられない着替えて広間に行かないと



『彩祢です 失礼します』

「入れ」
私は広間へと入る

「彩祢ちゃん もう大丈夫なの?」
と心配そうに聞いてくる総司さん

『うん もう全然大丈夫!!』
でも・・・と言って話を続ける

『あの時池田屋にいた浪士は何者なんだろう・・・?』

「奴は薩摩の連中らしい」

『連中?』
私は何故連中なのか分からなかった
それに答えてくれたのは一君だった

「総司と平助に傷を負わせた奴だ」

『えっ!平助君も怪我してたの?!大丈夫??」

「ああ、」

「でも藤堂君や沖田君に傷を負わせる人がいたなんてねぇ」

なんて話をしてからしばらくしたら近藤さんと土方さんが来た

「お前もう大丈夫なのか?」

『は・・・』
皆の頭の上に?が付く

「どうした?急に黙りやがって」

『千鶴ちゃんどうしたのその格好?』
私の声に皆千鶴ちゃんを見る
すると皆も驚く
だって今の千鶴ちゃんの格好は袴ではなく桃色の着物を着ていたから

「今日、祇園祭があってそれに連れて行ってくれるの!」
と嬉そうに言う

「ほらよっ」

『えっあ』
そういって私に渡されたのは千鶴ちゃんの色違いの水色の着物だった

『え?』
今の私には?がいっぱいだ
すると千鶴ちゃんが

「彩祢ちゃんも一緒に行くの!」
といって千鶴ちゃんに引っ張られ違う部屋へと移動し、着替える

『ね、ねぇ千鶴ちゃん』

「何?」

『おかしくない?』
全然!といってまたもや引っ張られる

「失礼します」
私達は広間に入る
広間はしぃんと静かになる

『やっぱりおかしいよね?』
と言うとそんなことないと言う声が聞こえる
 
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