薄桜鬼

□第三章
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チュンチュンとトリの鳴く声で私は目が覚めた
目を開けると眩しくも暖かく部屋に入る陽射し

『ん〜』
私は背伸びをしてから着替える

「ぅ ん?」

あっ千鶴ちゃんが起きちゃった

『千鶴ちゃんごめんね起こしちゃったかな?』

「ううん 彩祢ちゃんは起きるのが早いんだね」

『今日の朝餉の支度は私だからね』
笑いながら言う

「!私も手伝うよ!!急いで用意するから待ってね」
そう言うといそいそと用意をする
そんな千鶴ちゃんに声を掛ける

『ありがとう 後ゆっくり用意してていいよ
じゃ先に行って待ってるね』

襖を開け行こうとしたが私は振り返って

『あっ言い忘れてた 千鶴ちゃんおはよう』

「おはよう!!」

千鶴ちゃんは満面の笑みで答えてくれた

 


さぁ今日は何を作ろうかな〜
まず、お浸しにお味噌汁に白米に・・・・

「お待たせっ」
遅くなってごめんねと言いながら襷を着る千鶴ちゃん

『ううん大丈夫 千鶴ちゃんはお浸しを作ってくれる?』

「うん!」

さてと、私はお味噌汁を作ろうかな

トントン  トントン  トントン
グツグツ  グツグツ  グツグツ


・・・・・・・・




『んっよし』
え?何をしてるのって?
そりゃぁお味噌汁を作っているんだよ
そして今は味見をしていたのです!!

私の方は支度が出来たけど千鶴ちゃんの方はどうかな〜

『千鶴ちゃーん 支度できた?』

「うん 後は盛り付けしてお膳を運ぶだけだよ」

そう言って盛り付けを始める

『分かった じゃ私は盛り付けが終わった膳を運ぶよ』

私は既に盛り付けが終わっていた二つの膳を運ぶ

スタスタと廊下を歩いていく
広間に運び終わると炊事場へと戻る
それを何回か繰り返す

『ふぅ〜』
やっと終わったぁ
盛り付けが終わってから千鶴ちゃんも手伝ってくれた
なので早く終わった

「ん?何かいい匂いがするぞ!!」

「本当だぁ!!」
と大きな声で言いながら広間に入ってくる永倉さんと平助君
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