□雲
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君と僕の関係を
こう言い表わす事にしよう
「互いに依拠する」
そうさ綺麗にはなれない
君がこう詭弁するから
矛盾が流れ放題
仮に作られた世界なのに
如実しすぎて
  過ぎ去った地面さえも
  果てしない空さえも
  何か小さすぎて
  収まりきれない
  気がする
   自分は
   弱い自分に負けたと
   そいつが僕を助ける
   わけじゃないのに 
   他の人のせいに
   しないように
   決めた道へ
   ただ突き進め
   生きるんだ
   やれよ ああ
生まれたときから
教え込まれた知識が
すべてだと
信じられたりしたし
疑ったりもしたんだ
時間と過ごすうちに
自分の意志が入った言葉
身についた自分の知識
覆すことはない
  どうにかできないのか
  この状況さえも
  不満だらけさ
  止まない雨に
  いらついて
   全てに
   名が与えられる
   のなら
   代名詞で呼ばないで
   欲しいから
   注がれる
   繋がれた糸に赤色が
   血よりも
   深い色が染み込む
   奇跡に近いから
   終わりも近いから






















                     カ

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