詩
□risk
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生き抹消か
連鎖する痛みは
凍えることも
知らずに疼き
携える重みは
骨まで蝕む
自分の声さえもえ
届かないのなら
嘘っぽい言葉に
わざと騙されてみた
君の驚く顔
見たかったのかも
揺れる時の流れ
泳ぎ方知らずに
なされるままに
受け身でいた
最初から口に出さずに
いられたらそれで
良かったのに
木の葉が枝から
落ちていく姿は
苦しみながら
落ちていくように
見えて
幽玄のような君が
舞うおどりは
周りのモノを
引き寄せるみたい
生き抹消でも
連鎖する笑顔は
やはり冷たく
感じるのでもなく
どうか美しい花を
摘まないで
激しい雨でも
耐える花だから
緩むこの気持ちに
必死で抵抗をして
決して認めたくない
譲れないモノがある
暗いこの道に
明かりを照らしてみた
見つけきれなかった
僕の落し物
言葉をかけても
下を向いたまま
来てくれない
初めに設定した
登場人物は
僕によく似た
臆病者で
偶然に見かけた
小さな石ころ
何故かそれを
拾いたくなった
同情心などそんな
もの
じゃないから
嘆きの声さえ
もう出せなくて
ポ ネ