日常生活

□黒執事パロ
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※最新刊要素も含まれています。さらに空想妄想が混じり合って若干カオスかもですw
 ついていけなくなったら静かに退場して下さいww



〜構成〜



主人公:15歳の誕生日に、とある宗教団体による暴動に巻き込まれ誘拐される。目の前で人が殺されるのを何度も見させられて気が狂いそうになっていく中で……









〜二人の出逢い〜



…また、怪しげなヤツらが奇妙な詩を詠みながら、ヒトを殺してく。

…一体、今日までで何人が悲痛に叫びながら、その命をもぎ取られたのか。

…それは、数え切れない。数えられない。

…もう誰も生き残れないんだ、…俺も。

…アイツはここに来てから一番にやられてしまった。



…何も、できなかった。

…どうして俺は、こんな所で、まだ生きている?

どうして俺だけが、俺一人だけが…、俺は……



…みとめない。こんな運命、認めたくない。

…こんなヤツらに負けない心がほしい。

…こいつらが赦せない。殺してやりたい。復讐してやりたい。

…アイツの仇をとらなければ気が済まない。

…たとえ、それが―――



悪魔に魂を売るという、己の身を亡ぼす事になろうとしても。




『…………』

「お、おぉぉ!」
「やった!成功だ!」
「ついに召喚出来たんだわ!」
「お願いッ、私の望みを叶えて!!!」
「違うぞ悪魔!俺の願いが先だ!!」

今までと違って、ヤツらは声を被せ合いながら騒ぎ出す。
何か黒いモヤみたいなのが空中に浮いていて、辺りの空気が一気に冷えた気がした。



『………チガウ。………オマエモチガウ。…チガウ。』



だんだんモヤとその中から聞こえてくる声が近づいてくる。
……暗いモヤが俺の目の前で止まった。

『………オマエカ。』

「………ぇ。」

『ユルセナイ、トイッテイタナ。』

「…!」

『オレハアクマダ。オレノチカラデヨケレバ…スキニツカッテイイゼ?』

「………。








力が、欲しい。

誰にも負けない、絶対的なものを。

この世の全てを支配出来る力を!

悪魔、お前と契約を交わす!

ここに居るコイツラを殺せ!!」



叫んだ瞬間、右手の甲が熱く痛み出した。そして、この世のものではないような悲鳴が辺りに響き渡った。














さっきまで居た館が隣に居る悪魔によって燃やされていく。
赤く紅く燃えさかる炎をただただ眺めていた。



『サテ…、コレカラドウスル?』

「……家に戻る。父さんも母さんも、屋敷の皆も、放っておけない。」

『…イッテオクガ、ココハいたりあジャナイゾ。』

「…そう言えば、あいつらの喋ってる言葉全然分かんなかった。」

『…エイゴダゼ?』

「んな憐れむような声で言うんじゃねぇコノヤロー!」

『クチワルインダナ。』

「……そんな事より、お前のそのモヤモヤなんとかなんねぇの?」

『オマエガオレヲカタチヅクレバイイ。』

「…俺が?」

『オマエニツキシタガウソンザイニナッタンダ。ダカラオマエノノゾミデスガタガキマル。』

「………んな事、いきなり言われてもな。前に召喚された時の姿とかでいいぞ?」

『カンガエナクテイイノカ?』

「野郎の姿を作るとか、全然興味ねぇし!」

『…了解。』

そう言って、悪魔のモヤがどんどん無くなっていく。
モヤが完全に晴れたそこには、燕尾服を着た銀髪の男が。



その瞳の色は、紅く蒼く光っていた。



to be continued…?
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