探偵団

□Gunfighter Boys
2ページ/34ページ


――――とある病院にて。

幾つもの人間の声が飛び交う。

怒鳴り声、泣き叫ぶ声、宥める声…。

深い傷を負った彼等に、それは耳に入らなかった。

頭にいつまでも響くのは、空気をも揺るがす爆発音と大地が崩れゆく音。

そして、大切な人達を必死に助けようとする己の声。

それなのに…守れなかった。

「…絶対に許さへん。」

「俺は…!!」









「…続いて、次のニュースです。先日起こった爆破テロについてですが、死者は二百人にも及ぶとの事です……。」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ