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□僕等は最強
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ずっと一緒だからねぇー…。
坊くんが幸せそうに寝言混じりにそうつぶやくから、俺は泣いてしまったんだ。
そして今俺の横で気持ちよさそうに寝ているこの子の存在が、とてもとても愛しくなった。思わず寝ているにも関わらずおもいっきり抱き締めてしまっていた。
「んにゃ……ふぁー、どうしたの?急に(笑)」
ポンポン
眠そうな顔で俺の頭を撫でてくれる、優しい優しい君は最強だ。君に頭を撫でられるだけで、俺はどんなことでも出来ると思ってしまうんだ。
「坊くんがあまりにも気持ちよさそうに寝てたから悪戯したくなった。」「あはは、酷いなぁ。」「ねぇ、坊くん。大好きだよー。どうしよう…坊くん、愛してる…っ…。」
この何気ない幸せが余りにも愛しくて愛しくて…いつかこの日々が全て嘘になって、壊れてしまうんじゃないかと思うと……怖くて怖くて仕方なくて、君の存在はこんなにも大きいと実感する。
ぎゅううぅぅ
「大丈夫。ずっと一緒でしょ?!ね!僕等は最強なんだから!!だから泣かないで。カノンさんらしくないよー。」
あぁ…君には敵わないなぁ。
その笑顔は反則だなぁー。好きすぎる。
「ねぇ、日向ぼっこしようよー♪」
「坊くん寝てばっかり……まぁ、坊くんと一緒ならいっか。」
「えへへ…だぁいすきっっ!!//」

この腕の中に君がずっと居るなら、俺は何処にでも……君が僕を呼ぶなら、何処にでも行くよ。

だからね、ずっとずっと傍にいて…。
君の全てを俺に下さい。
愛しい君の横顔にそう願いを込めて…。
 

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