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□痛み
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扉の向こうからは
ガヤガヤとしたら賑やかな声が聞こえてくる。
きっと宴の最中なんのだろう。
宴好きの私はいつものようにその真ん中に君臨するのではなく、
自室のベットで大人しく丸まっていた。
コンコン…?
ん?誰だろ?
「はい…?」
「名無しさん ー?大丈夫かぁ?
さっきマルコに部屋にこもってるって聞いてよ」
「あぁ、ちょっとね、」
そういうと、エースは赤ら様にブスっとした顔をした。
「なんだよー俺に隠し事かぁー?」
「ち、違うよ!」
「んじゃ、何だってんだよ。」
「えーえっと…」
「隠し事はなしだろ?」
そういうとエースはいつになく真剣な顔になり、私は胸をうたれた。
「わ、わかった言うから!
実は…女の子の日なの///」
「…。///なんだ、そんなことか
良かったぁー///」
「へ!?」
「俺はてっきり、マルコとかとなんかあったのかと思った」
「ないよーそんなこと!」
「良かった。
んで、腹イテーの?」
「ん、まぁ…;;」
「ベット、詰めろ。」
そういうとエースは私が寝ているベットに上がってきた。
「俺があっためてやる」
そういって、エースが私のお腹を撫で始めると、
さっきまでの痛みが嘘のよう。
私は安心したのか
そのまま眠ってしまった。
次の日、窓からの日の光で目を覚ますと、隣にはエースが眠っていた。
彼の手は私のお腹にある。
それをみるとやっぱり好きだなぁって実感してしまう。