それは、必然

□Act.17
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「あ、優衣は球技大会何出るんだ?」



『へ?球技大会?』



「まさか…知らなかったの?」



「ああ、球技大会の話のとき隣でぐっすりでしたから」



『いや、言えよ』



「その方が面白いかと」






にっこり笑った大気に何度目かの殺意がわいた






「で、何出るんだよ」



『何があるの?』



「たしか…バレーボール、ソフトボール、バスケットボール、ドッチボールの4つです」



『うん、無理、休むわ』



「させると思いますか?」



『だよね〜…』



「ちなみに俺と夜天がバスケ、星野がソフト、大気がバレー」



『じゃあドッチで』



「・・・なんで?」



『だって試合中3人のファンの歓声でうるさそうだし、てゆーかできないし』








『さっさと当たって外出れるし』








「バスケ決定な」



「バスケね」



「バスケだな」



「バスケですね、頑張ってください」








『は?!なんで?!』








「監視が2名いるから」



『やだ!絶対突き指する!!』



「大丈夫、特訓してあげるから、将之が」



「俺だけかよ」



「あ、おだんごたちだ、俺あっち行ってくる」



「自由ですね星野」



『絶対やだ!!』



「じゃあ聞くけどな、他のできるか?」






『・・・できない』







「決定〜」



「がんばってね、優衣」



「応援してますよ」



「今日の放課後から特訓な」



「僕も少しなら教えてあげるから」



「私は見学に行きますから」










『お前ら…今日の夕飯覚悟しとけよ』
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