Book

□だいさんわっ!
1ページ/1ページ





「ふざけるな・・・あいつが・・・どうして・・・っ」

悔しいのか

親指を口元に持って行き爪をガリッっと齧る

「こーら。ダメでしょ?綺麗な手とか爪してるんだから。齧るんじゃないの。」

後ろから優しく手を掴み

自分の胸元に手をもって行き手を撫でる

「気持ち悪い・・・放して!」

強い口調で言い放ち手を振り払う

「第一、僕の許可もないのにこんな事して・・・どうなるかわk「わからないね」っ!?」

「朝の先生の君への態度見た?
いつもはヘコヘコ頭下げてるみたいだけど・・・今日はどうだった?
んっふふ・・・どうやら、権力は俺の方が上みたいだね?」

「っるさい!!!」

「ほーら、ムキにならないの。
いつもはポーカーフェイス気取ってるみたいだけど
こうやって予想外なことには苦手みたいだね。
無表情よりも好きだ。もっと見せてよ。
君の屈辱に染まる顔・・・」

最後にニヤリと雲雀を嘲笑う

「っ・・・・・・」


雲雀は何も言えないのか

ただ下をむいて

顔を歪ませてばかりいる

「あぁ・・・そうだ・・・君・・・プライド守りたいよね?」

「・・・・・・?」

「俺のお願い聞いてくれるなら・・・
みんなの前では、君よりも弱い立場にいてあげてもいいよ」

そう言いもういちど笑う

ただその笑みは

嘲笑ったりしているような物ではなく

ただただ怪しげにニタニタと笑っていた


 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ