05/26の日記

12:53
「山月記」における豪さん考察。
---------------


中島敦の「山月記」の中に主人公が自らが虎になった理由を考察する場面がある。

曰く
「ともに、わが臆病な自尊心と、尊大な羞恥心とのせいである。」


自尊心が強いため、傷つくのを恐れて臆病になる。
羞恥心が強いため、それを隠そうと尊大な態度をとる。



ある意味、豪さんにもこれは当てはまると思うんだ。


裁判に負ける→自尊心が傷つく
自尊心が傷つくのが嫌で、師ももたず、共に戦う仲間ももたず、誰も信頼できる者を作らない。
作ったのは裁判を勝つための捏造した証拠という名の武器。



豪さんって実は「勝ち続ける」じゃなくて「負けたくない」だったのではないか、と。


あの、人に対する高圧的な態度も「尊大な羞恥心」だったなら豪さん可愛く思えるって魔法(*・ω・)←



自分が「臆病な自尊心」の為に出来なかった「師と仲間を持つ事」を御剣がやってのけてたから、御剣にあんな厳しかったのかもね。
勿論DL6号事件がらみのこともあったんだろうけど。


結局は豪さんは「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」が原因で犯罪者になってしまった。
山月記において、それらが原因で虎になってしまった主人公と同じように。





…とか考察しつつ豪さんに師がいたらどうしようっていう←
逆検未プレイは辛い…orz

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ