少年の思い出
□トップダンサーのプライド1/2
1ページ/1ページ
〜♪チャンチャカチャチャンチャ!!
軽快なポップな音楽の中心で、俺はジュニアダンスクラブのトップダンサーとして有名ダンスコーチ、松本先生の特別講習を受けてんねんけど…先生…俺…
松本「留亜っ、流石だ。注意するところがない。」
今もんすごくおしっこチビりそう!!
留亜「ありがとうございます!!」
さっき飲んだ、慣れへん紅茶が悪かったんや。せやけど、松本先生に勧められたもん飲まへん訳いかないやんっ。だけど、あんなチョビっと飲んだくらいでこんなトイレいきたなるなんて…
松本「さぁもう1曲だっ!留亜、行くぞ!」
もう1曲!?うっ、嘘やろ!!先生気付いてぇな(泣)さっきのだって10回はチビりそうになったのに…
松本「留亜、どうした?」
留亜「すっ、すみません!ボーッとしてました!!」
松本「後30分だ。頑張れ。」
留亜「は、はい!」
ぅう…分かっとる…松本先生は凄く忙しい先生や…トイレ休憩なんてとって貰う訳にはいかへんのやっ。それに、いくら誰もみてへんいうても、仮にも俺は仲間の中心で踊るトップダンサーや。おしっこチビりそうなんくらい我慢せんとっ!
チャンチャカチャララカ〜♪
頑張れ!幾島留亜!!
…15分後
気持ち悪い……なんやこれ…おしっこ我慢するて、こんなに辛いもんやっけ?
留亜「はぁ…はぁ…」
息…上がっとる……これ、ダンスが激しいからやない…汗も、いつもの気持ち良い汗やない…なんや、まるで熱でもある時みたいな……、それに、さっきの曲、5回もチビッてもうたわ…もうズボン濡れてるんちゃうか?
松本「留亜、具合悪くないか?顔が真っ青だぞ。」
留亜「………」
も…も…後15分なんて無理や!!くくくるぅう!!
松本「留亜?」
俺はギュッと前を押さえた。
松本「留亜、まさか…」
留亜「せんせ…おしっこ………」
俺は全身ダンスで動いたのとそれとは違う脂汗でびっしょりになりなが、恥ずかしいのともう間に合わないという屈辱感、それに下腹部と股間が激しく痛むのに耐えかねて、涙目になりながら