Novel
□好き
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好き≠チて気持ちは、どうやって伝えるんだろう━……?
【好き】
「アーレーン♪」
「あ、ラビ」
午後一時。
食堂でアレンが昼食をとっていると、ラビがやってきた。
「何かアレンと会うの久しぶりだなー」
「そうですね。最近任務多かったですし」
いつも通りの会話。でも、二人の心の中は……。
*****
ラビと会うの久しぶりだから緊張する…。
あぁー!何話せば良いんだろう…。ただでさえラビが隣にいるだけでドキドキするのに、久しぶりだから余計意識しちゃうよー!
*****
うっわー…。アレンと会うの久しぶりすぎて緊張するさぁ…。
オレ、顔赤くなってねェ…よな?アレン可愛すぎて、まともに顔見れねェさー…。
*****
そう。二人はお互い好き合っている。
しかし。
二人ともまだ相手に「好き」と言ったことが無い。
何故なら、お互い自分が片想い≠セと思っているから。
それが普通の男女であれば、告白なんてすぐにでもしているだろう。
でも二人は同姓。
想いを素直に伝えることが出来ないのだ。
ましてや二人は同じエクソシストで、一緒の任務になることもこれから度々ある。
もしフラれてその後どうしたら良いのかも分からない。
そんな状況に、アレンとラビは悩んでいるのだ。
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