宇宙蛙物語
□クルル 「あなたは私の憧れです」 であります!
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「修理して下さっていた事には感謝します。
ですが・・・ご自分の体調を最優先に考えてください。ただでさえ疲れているのに、これ以上体力を減らしてどうするんですか?
もしもクルル曹長が気になるところがあると言うのなら、何時でもかまわないので私も起こしてください」
「・・・・ん」
クルルはしぶしぶ承諾した。それを確認すると、メテアはにっこりと笑う。
「では、今日からちゃんと寝てくださいね?寝るまで見張ってますから」
そう言ってメテアはどこからか持ってきた布団を広げ、クルルを半場無理やり布団に入れると、その横にちょこんと座った。
「・・・なあ」
しばらくして、クルルがメテアに話しかける。
「何でしょうか?」
「そんなに見られてると逆に眠れないんだが・・・」
その言葉に、メテアは少し考え、何か思い出したらしく立ち上がって部屋の外に出て行く。
しばらくして、メテアは何冊か分厚い本を持って帰ってきた。
「・・・なんだそれ?」
「クラスの子が面白いからといって貸してくれたんです」
「男?女?」
「男の子でしたよ」
「ほぉ・・・」