宇宙蛙物語

□クルル 「あなたは私の憧れです」 であります!
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「学校のホームルームは8時半に始めるから・・・最低でも7時半は起きていないと間に合わないわね」


保険医はそう言うと、呆れ顔でクルルを見た。


「まったく・・・中学生が夜遅くまでなにやってんだか」


その時、午後の授業の始業5分前を知らせるチャイムが鳴った。


「やっべ!次俺ら体育じゃん!」


ケロロがそう叫ぶと、3人は慌てて保健室を後にした。さっきまでの騒々しさが嘘のように静かになる。


「まったく・・・慌しい子達ねぇ」


そう言って、保険医は机の上にあるやりかけの書類に手をつけようとした。


 プルルルル、プルルルル


突然机の上にある事務用の白い電話機が鳴る。保険医は顔をしかめながらも受話器を取った。


「はい」


しばらくして、保険医は受話器を置き、何処かからの呼び出しの電話だったのかすぐに席を立ち、保健室を後にした。
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