宇宙蛙物語

□クルル 「あなたは私の憧れです」 であります!
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「「「社会見学ぅ〜?」」」

ケロロを始め、ギロロ、クルルが声をそろえていう。メテアも、口に入れようとしていたコロッケを思わず箸ごと皿の上に落としてしまった。


「そ!せっかく地球に来たんだし、楽しんでいってもらいたいじゃない?」


夏美はいったん話をとめ、一口サイズに分けたコロッケを口に放り込む。


「それに、メテアの乗ってきた宇宙船、修理にまだ時間がかかるんでしょ?」


そう、メテアの乗ってきた円盤型個人専用宇宙船は思ったよりも損傷が激しく、直すのに時間がかかるのだ。


「ありがとうございます。でも・・・一刻も早く宇宙船を直して、次の星に向かわないといけないので・・・」


メテアは申し訳なさそうに夏美の誘いを断る。しかし、ここで諦める夏美ではなかった。


「そんなのクルルにやらせておけばいいじゃない!」


「・・・おい」


クルルは眉間にしわを寄せて夏美を見るが、夏美は完全にスルーしている。メテアは苦笑した。


「そういうわけにはいきません。あれは私の不始末ですから、自分で修理します」

「第一、社会見学といってもいったいどこに連れて行く気だ?俺たちは学校があるだろう」


ギロロが追い討ちをかけるように言う。

明日は月曜日。勿論、学校がある。

それを思い出し、夏美の気分は一気に急降下した。
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