宇宙蛙物語

□クルル 「あなたは私の憧れです」 であります!
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ちなみに情報部に入って班長になれるほどの知識を身につけようと思うと、最低3・4年はかかるらしいぜぇ?」


クルルの言い方が不確定なのは、自分が異例のスピードで班長になっているためだ。


「マジすか!」


そこでいったん話は終わり、ケロロたちはそぉ〜っと振り返った。

何も知らないメテアはキョトンとし、首をかしげた。

どこからどう見ても同い年、もしくは年下にしか見えない。

ケロロは恐る恐る口を開く。


「・・・メテア殿?ち、因みに今、おいくつで・・・」


「年・・・ですか?」


ケロロ達の鼓動が一際大きく鳴る。


「今年で15になります」


「はい?」


ケロロは気の抜けた声を出し、呆けてしまう。それを見ていられないというように、ケロロの代わりにギロロが食って掛かった。


「馬鹿な!軍事養成期間は最低4年、情報部班長になるまでの必要期間最低3年・・・15でこれだけのことを全てやりきるなど不可能だ!」


夏美と冬樹は驚いてメテアを見る。

メテアは目を瞑った。


「確かに・・・皆さんと同じ7歳から始めれば、不可能です」


メテアはゆっくりと目を開け、にっこりと笑った。
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