宇宙蛙物語

□クルル 「あなたは私の憧れです」 であります!
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「・・・以上でござる」


日向家の地下基地に戻ったドロロは、そこで待っていたケロロ小隊と、日向兄弟に調べ上げたことを全て話した。いつになく、地下基地の空気が重い。


「・・・ドロロが調べても情報が少ないとは・・・厄介なことになりそうだ」


状況の深刻さに、ギロロは深くため息をついた。


「そうですねぇ〜・・・普段学校にいる時間を全部費やして、分かったのが『乗組員のほとんどがコンピュータ部』って事と、メッチィは『ワルル少尉からもらったチョーカーを、僕達に隠している』ってことと・・・」


「メテアは『何らかの理由でワルル少尉には逆らえない』って事ぐらいね」


タママと夏美の言葉に、ドロロがすまなそうに俯く。


「かたじけないでござる・・・」


「しょ、しょうがないわよ!やるだけやったんだし、あやまる必要はないわ」


あわててフォローを入れる夏美の言葉に、ドロロは力なく笑った。


「明日からどうする?学校は休むかぁ?」


クルルの言葉に一同また考え込み始める。ワルルからの攻撃はいつ来るか分からない。もし、学校に襲撃に来られたら、その被害は計り知れないだろう。
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