宇宙蛙物語
□クルル 「あなたは私の憧れです」 であります!
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時は10分前にさかのぼる。
冬樹たちのクラスでは、今体育の授業で男女別にバレーボールを習っている最中で、最近はそれぞれのグループに分かれて簡単な試合が出来るほどになっていた。
今回の事の発端はクルルが休んだことにより、人数あわせの仮のグループでケロロとギロロが別々のグループになったことから始まる。
「ケーロケロケロケロケロリ★とうとう決着を付ける時がきたようだなぁ・・・ギロロ!」
不気味な笑みを浮かべるケロロが、反対側のコートにいるギロロに向かって叫ぶ。
ギロロもまんざらではないらしく、不敵な笑みを浮かべてケロロに答える。
「ふん!貴様が俺に勝てるとでも言うのか?」
両者の間で激しい火花が散る。
「では、両者配置についてください」
今回審判をすることになった冬樹は落ち着いた様子で指示をする。
冬樹は両者が位置につき、準備万端になったのを確認した。
「はじめ!」