宇宙蛙物語
□クルル 「あなたは私の憧れです」 であります!
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「へぇ〜じゃあ、メテアは最初から情報部に入っていたわけじゃなかったんだ」
夏美は以外そうに言った。
初めは業務質問のような会話が、だんだん友達同士のおしゃべりのようになっている。
「はい。元は軍人としてケロン軍に入隊したんです」
「ということは・・・戦闘訓練を受けているのか?」
しばらく警戒して口をきかなかったギロロも会話に入る。
「はい」
「訓練はどのくらい受け終わっているのでござるか?」
ドロロの質問に、メテアは少し考える。
「・・・一応全て終わっています。
養成期間卒業証書も貰いましたし・・・
戦場に借り出されたことも何度かあります」
「「「「「えぇ!?」」」」」
ケロロ小隊一同はすばやくソファーの後ろに集まると円になってしゃがみ、
小声で話し始める。
「た、確かケロン軍軍人養成期間って・・・」
「あぁ、最低でも4年は必要だ。」
「しかも戦場に行っても大丈夫なんて・・・いったい何歳なんですかぁ?!」
養成期間を終え、兵士として戦場に行けるまでになるには
それなりの実力がないとできない。
つまり、卒業して戦場に行くまでにも時間がかかるのだ。
「いや、もしかすると運よく敵の目を逃れることが出来たということも・・・」
「クク・・・そいつはねぇな。戦場の厳しさはあんたもよく知ってんだろ?