妄想 短編集 (乃木坂&櫻坂&日向坂)

□幼馴染み
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遅れるよー!


「ちょっと待って!七瀬!」

今、幼馴染の七瀬が玄関で俺を急かす。

一限の授業に遅れそうだからだ。


西野「なな先行くでー」


七瀬は毎日俺を迎えにきてくれる。

大学生三年生にもなって、人に起こしてもらうのは、ちょっぴり情けない。

七瀬も俺と同じく一人暮らしなのに、よく毎朝きっちり起きられるもんだ。

そう、俺と七瀬は二人して東京で一人暮らしをしている。

七瀬は大阪から上京してきた。

俺は埼玉から。

俺の場合は上京とはいわないな。

ちなみになぜ幼馴染という間柄なのか。


それは、俺が中学まで大阪で暮らしていたから。


家の都合でばあちゃんの家がある大阪で、少年時代を過ごしていたんだ。


そして、七瀬と出会い、仲の良い友達になったってわけ。
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