妄想 短編集 (乃木坂&櫻坂&日向坂)
□飲み会
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「ほれ〇〇飲め飲め!」
「もう飲めないっすよ.....」
会社の飲み会はいつも憂鬱だ。
酒が弱い俺にとって、いつもいつもアルコールを薦めてくる上司の存在は疎ましいし、他人の愚痴を聞いても楽しくはないからだ。
でも、
「〇〇君、隣いい?」
あまりにも酒を固辞する俺に愛想を尽かしどこかへ行った部長、その数秒後に対面へとやってきたのは深川さんだった。
深川麻衣さん。
俺とは同期入社で、その優しい性格と綺麗な顔立ちが相まって、男性社員からとても人気のある人だ。