スーパーロボット大戦V
□第十六話 トロヤステーションの攻防
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セレーネ「じゃあ、ソルもう少し詳しく世界の情勢を聞いていいかしら」
ソル「エゥーゴはジャブローを落としてからは周辺の基地を次々と攻略してるそうだよ。ティターンズは拠点を宇宙に移しているみたい。連邦はザフトとは小競り合いはしているがそこまで大規模な戦闘はしていないよ」
キャプテン・ルル「連邦は幻獣との戦争が決着つかないままコロニー国家と戦争をしようとしているのですね」
と、その時。異常を察知したアラームが鳴り響いた。
セレーネ「どうしたの!?」
オペレーター「惑星間チャンネル及び、ステーションの全システムダウン!」
セレーネ「どういうこと!?」
オペレーター「わかりません!何が起きたかさっぱり・・・」
連邦士官『DSSDの諸君、本艦は地球連邦軍第81独立機動群所属ナナバルクである』
ダイヤ「連邦軍だって!?」
オペレーター「連邦軍艦5隻、モビルスーツ数十機確認!」
セレーネ「もう少し詳しく調べて!」
オペレーター「は、はい!」
連邦士官『我々はこれより諸君のステーションを摂取する。本艦は無許可で諸君らを攻撃する権限が与えられている』
ダイヤ「第81独立機動群って言ったら・・・ファントムペインじゃないのか?」
メテオ「確かにDSSDはザフト資本で出来た組織ですけど。でも今は独立した中立機関。連邦にも技術協力だってしてるのに!」
ソル「でもプラントにも協力しているからね・・・・・・」
キャプテン・ルル「それを口実されたわけですね」
ダイヤ「ちきしょう、何を今更!」
セレーネ「とりあえず技術班にシステムの復旧を急がせて!この事態を直ちに連邦本部へ!後誰か拾ってくれればいいけど救難チャンネルを!」
ナナバルク ブリッジ
連邦士官「ランチをだせ。内部を制圧する」
連邦オペレーター「了解」
連邦艦隊より小型宇宙船が数機発射された。
DSSD保安員「連邦軍をステーションに近付けるな!」
DSSD保安員「了解!」
トロヤステーションに配備されているモビルスーツアストレイ部隊が連邦モビルスーツ部隊の侵入を阻むように展開した。
が、連邦モビルスーツ部隊を率いる三機のモビルスーツ。ストライクノワール、ヴェルデバスター、ブルデュエルがアストレイを次々と撃破していく。
ミューディー「あーもー!うざったいわね!」
シャムス「みんなミューディーとよろしくやりてぇんじゃねえの?」
ミューディー「冗談!」
スウェン「ミューディー、シャムス!我々で先攻してランチの突入ルートを作る」
シャムス、ミューディー「了解!」
ストライクノワールがアストレイ部隊に突入してアストレイをフラガラッハで切り刻み、ヴェルデバスターの高エネルギー砲と両腰のビームランチャー、ブルデュエルのリトラクタダブルビームガンでアストレイ部隊を粉砕していった。
そのおかげかアストレイ部隊は迎撃出来ず次々と大した抵抗も出来ないまま連邦モビルスーツ部隊に撃破されとうとう、連邦のステーション侵入を許してしまった。
トロヤステーション
サツキ先生「みんな、一カ所に集まって!」
突然の奇襲攻撃にダンケッツの生徒たちは怯え一カ所に集まった。
シオリ「わ、私たちどうなるの!?」
スミレ「私たち宇宙で死ぬのなんて御免だね!」
オペレーター「アストレイ部隊がこのままでは全滅します!」
セレーネ「連邦は何を考えてるの!こんな宇宙ステーション落としたところで何の得も・・・あっ!」
セレーネはDSSDが黒い月を研究していることを思い出した。
セレーネ「奴らの狙いはスターヴォイジャーの研究データとAIだったのね!」
大神「セレーネさん、我々は違う世界の人間なので事情はわかりませんが今このままここで奴らに黙って殺されるわけにはいきません!帝国華撃団にもこのステーションを守らせてください!」
カンナ「そうだぜ!アタイらがあんなの蹴散らしてやるよ」
さくら「私たちは生きて元の世界に帰らなくてはなりませんから」
ネロ「俺たちも手伝うぞ!子供達を泣かせる奴らは許せん!」
ホセ「キツイ灸を据えてやらんとな」
バリヨ「エルドラチームを舐めてもらっては困る」
カルロス「zzz・・・」
ユキコ「おじいちゃんたち・・・」
モモタロウ「俺たちも戦うぜ!」
マイ「ちょっとモモタロウ!相手は軍隊よ!それに人とは戦えないわよ!」
モモタロウ「だからってこのまま死ぬのなんて御免だ!俺たちは覚悟を決めてここまでやって来たんだ!エルドランに選ばれた地球の子供として!」
マイ「モモタロウ・・・」
トオル「よく言ったぜモモタロウ!」
カケル「ダイテイオーの力見せてやろうぜ!」
メテオ「セレーネさん、僕も戦います!ここは僕の家でもあるから」
セレーネ「そうね。私も戦うわ」
ソル「僕も戦うよ!」
キャプテン・ルル「では、ダンケッツの皆さんはゴクラクルーザーへ!我々も出ましょう!」