スーパーロボット大戦V
□第十六話 トロヤステーションの攻防
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地球連邦軍 月面基地
ロゴスのロードジブリールは危険な地球から脱出し、連邦軍の月面基地へ避難していた。
連邦高官「樺山議員がテレビ中継で日本の総理大臣から告発を受けたようです」
ジブリール「樺山など放っておけ」
連邦高官「よろしいのですか。樺山財閥は日本の国会を牛耳って陰から我々を支援されていたではないですか」
ジブリール「もはや、奴にそれほどの影響力があるとは思えん。樺山は充分働いてくれた。が、もう用済みだ。それより、DSSDを落とすことが重要だ。準備はできているか」
連邦高官「工作員より突撃準備が完了したとの報告が来ております」
ジブリール「あそこにはコロニー連合を潰す素晴らしい技術が眠っているはずだ。今なら、邪魔な大空魔竜もいない。よし、ファントムペインに出撃命令を出せ!」
DSSD トロヤステーション
ソル「大空魔竜からの定時連絡が全く無いけど、大丈夫かな。セレーネたち」
オペレーター「大丈夫ですよ。無敵の大空魔竜なんですから。セレーネさんたち無事ですよ。・・・あれ、これは!?」
ソル「どうした!」
突然アラームが鳴り、黒い月のゲートから大空魔竜とゴクラクルーザーが出てきた。
セレーネ『ごめんなさい。心配かけちゃったわね。ちょっと寄り道しちゃって帰りが遅くなったわ』
ソル「セレーネ、無事だったんだね。とにかく、大空魔竜はトロヤステーションに入って。・・・あれ、見たことない戦艦があるけど。これは・・・学校!?」
キャプテン・ルル『えーと、この艦は極楽小学校のダンケッツの皆さんが乗るゴクラクルーザーです。ソルさん、もう一隻入れますか?』
ソル「え・・・まあ、入れますけど。じゃあ大空魔竜もゴクラクルーザーも中へ」
こうして大空魔竜とゴクラクルーザーはトロヤステーションへと入港した。
サツキ先生「さあ、皆さん。ご挨拶して」
ダンケッツ「どーぞ、よろしくお願いします!!」
ソル「こ、こちらこそよろしくお願いします」
挨拶もそこそこにダンケッツの生徒たちはステーション内に散らばった。
モモタロウ「しっかし宇宙に出るのはこれで二回目だけどやっぱりすげえな宇宙は」
カケル「モモタロウ、無重力だぜ!」
カケルが上下に大きくジャンプしてみせた。
マイ「こらッ!カケル、遊ばないの!」
サツキ先生「みんな、はしゃがないで!職員さんにご迷惑になるでしょ。すみません。ソルさん」
ソル「いえいえ、全然大丈夫ですよ」
セレーネ「彼らは向こうの世界で怪物たちと戦ってたのよ」
ソル「怪物!?小学生が怪物と戦ってたのかい!」
ダイヤ「ソル、向こうじゃ小学生が地球を守るなんて当たり前なんだぜ。中には小学生の刑事だっているんだから」
ソル「小学生の刑事!?まあ、ダイヤさんに言われたら凄い納得できる気が・・・」
ネロ「まあ、若いの。俺たち大人がこいつらの面倒は見るから。心配するな」
ホセ「そうだ。俺たちに任せろ!」
ユキコ「おじいちゃんたちが一番心配なのよ・・・」
セレーネ「そ、それよりソル。何か変わったことは?また戦争が起きたらしいじゃない」