スーパーロボット大戦V
□第十五話 エンジェルダウン
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キラのフリーダムガンダムとアムロのリック・ディアスはアークエンジェルに降り懸かるミサイルを破壊し、ザフトモビルスーツ部隊を次々と無力化していった。
だが、それでも一向に数は減らず寧ろ増す一方だった。
アムロ「きりがないな」
キラ「ですが、僕たちがなんとかしなければアークエンジェルが堕ちます」
一方、アークエンジェルも対空砲などの迎撃システムを駆使しモビルスーツ部隊の攻撃を凌いでいるがやはり物量が物を言うため攻撃を凌ぐのがやっとだった。
マリュー「みんな、何とか海まで持たせて!」
ミリアリア「前方にミネルバ接近!」
マリューたちはスクリーンでアークエンジェル前方の映像を見た。そこにはシベリアに馳せ参じてくれたザフト艦ミネルバの姿があった。
ミリアリア「艦長、ミネルバより、国際救難チャンネルが発信されています!」
マリュー「繋いで」
タリア『ザフト軍新鋭艦ミネルバの艦長、タリア・グラディスです。アークエンジェルに告ぎます。直ちに武装解除し、投降してください。勧告はこれが最後です。これ以降の返答には応じません。今投降すれば全クルーの命の保障は致します。貴艦の懸命な判断を願います』
以上でミネルバからの通信が切れた。
マリュー「さすがザフトの艦長、敵にはしたくないわね。・・・あっちと同じチャンネルを開いて」
ミネルバ ブリッジ
マリュー『アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスです。貴艦の申し出に感謝します。ですがまだ我々にはやらねばならないことがあります。今世界が地球に生きる者とそうでない者に別れようとしている中、我々はただ、邪魔な色なのかも知れません。我々はここでやられるわけにはいきません。願わくば、脱出を許されること』
ここでアークエンジェルの通信が途絶えた。
タリア「やはりこちらの勧告には応じないようね。モビルスーツ隊全機発進して!」