スーパーロボット大戦V
□第十四話 悲しみの戦姫
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コウ(シナプス艦長が・・・生きていたのか!?)
連邦兵「くっくそ!そうおとなしくこの基地から出て行ける!」
連邦兵「そうだ!たとえ一兵となっても引くものか!」
モビルスーツ隊はアルビオンに銃口を向けた。
アルビオン ブリッジ
シモン「艦長どうやら敵はこちらに銃を向けてますが・・・」
シナプス「仕方ない。ガトー少佐とエマ中尉は出撃可能か?」
エマ『いつでも可能です!』
ガトー『同じく!』
アルビオンから二機のリック・ディアスが出撃した。
連邦兵「見ろ!相手は二機だ。俺たちで片付けよう!」
だが、リック・ディアスの実力は連邦兵らを圧倒していた。たちまち連邦軍のモビルスーツ隊は腕を破壊されたり頭を撃たれたりと無力化され、コクピットから連邦兵たちが脱出し動かなくなったモビルスーツだけが残された。
コウ「凄い。たった二機でモビルスーツ隊を無力化したのか!」
その時、エマ機と思われるリック・ディアスがコウのモビルスーツに銃口を向けた。
コウ『待ってくれ!俺は戦うつもりは無い。俺の仲間のモビルスーツと一緒にアルビオンに連れていってくれ!コウ・ウラキだといえば解るはずだ!』
エマ「コウ・・・ウラキ?」
エマはアルビオンにこの状況を報告した。
シナプス『エマ中尉、彼らのアルビオン乗艦を許可する』
エマ「り、了解!」
エマ機に連れられコウとキースの乗るモビルスーツはアルビオンへと入っていった。
アルビオン ブリッジ
コウとキースは懐かしさを感じながら久方振りにアルビオンのブリッジへと入った。
シナプス「よく来たな。ウラキ少尉」
コウ「艦長、生きておられたんですか!でも、極刑が下ったはずでは!?」
シナプス「実は、密かにブレックス准将の手引で救われてな。その後は、ブレックス准将の創設したエゥーゴに参加している。我々はあのデラーズフリートが起こした事件を世間から隠蔽し、あまつさえジオン残党を謡いながら反乱分子を排除するティターンズを許すわけにはいかんのだ。少尉、また我々に力を貸してくれ。君の力が必要なんだ。頼む!」
コウ「頭をあげてください。シナプス艦長。俺も連邦のやり方は許せない。こんな俺でよければまた、このアルビオンと戦わせてください!」
シナプス「おお、我々に力を貸してくれるか。ウラキ少尉、改めてようこそ。おおっと、そうだ。実は少尉に逢わせたい人物がこのアルビオンに乗っている」
コウ「俺に?」
シナプス「ああ、先ほど連邦のモビルスーツ隊を無力化した二機のモビルスーツがいただろう。もう一機は君たちを連れてきたエマ・シーン中尉。そしてもう一機は・・・」
丁度タイミング良くブリッジにガトー少佐が入ってきた。
コウ「アナベル・・・ガトー!?」