スーパーロボット大戦V
□第九話 ここは宇宙の吹きだまり
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そこへ、凄い形相を浮かべた神崎すみれが指令室に入ってきた。
すみれ「もぉぉぉぉーーー我慢できませんわ!!」
カンナ「どうしたんだよ。カンナ」
すみれ「どうしたもこうしたもありませんわ!帝撃のトップスターこの神崎すみれがパイロットスーツ一着しかないとは…これでは着替えができませんわ!」
カンナ「しょうがねえだろ。アタイたちは光武に乗ったまま転移したんだから。それにアタイらいつ出撃するかわからないんだぞ。着替える必要がなくて却っていいじゃねえか」
すみれ「カンナさんは年がら年中道着だったからいいかもしれませけど、わたくしはそうはいきませんわ!トップスターなんですのよ!」
愛子「すみれさんってなんかとっつきにくい人ですね」
さくら「そうですか。けど、すみれさんはとてもいい人なんですよ」
すみれ「大体、わたくしたちいつまでもここに居ついてますけどいつになったら元の世界に帰れますの!」
カンナ「この世界は一応アタイたちの世界だぞ」
すみれ「そ、そうですが…。そういうことを言っているのではありませんわ!わたくしたちは太正の時代から来たんですのよ!わたくしたちにはあの時代で待っている人たちがいらっしゃるんです!」
カンナ「……」
花組「……」
さくら「……アイリス」
大神「…たしかに、俺たちの来た太正の世界も心配だな」
マジカルステーション
大空魔竜のクルーがGEAR本部基地にいた頃ケントに案内され、ダイヤ、メテオはマジカルステーションに来ていた。
ケント「ここがマジカルステーションです。俺たちはここを経由して、マジカルゲートや現実世界に行きます」
メテオ・ダイヤ「へえー…」
ジャン「やあ、二人とも久しぶり」
メテオ「その声は、ジャン君!?」
マジカルステーションのブリッジにガリューンのウェブダイバー、ジャンがいた。
ダイヤ「ダイバーランド以来だな」
ジャン「実は、君たち二人に話が合ってケントに頼んで連れてきてもらったんだ」
ダイヤ「そうだったのか…」
メテオ「で、話って?」
ジャン「すでにガリューンに僕はこの世界の人間じゃないってことは聞いてるだろ。実は僕は君たちの来た世界の人間なのさ」