スーパーロボット大戦V

□第九話 ここは宇宙の吹きだまり
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銀河「なあなあ、次は俺にも貸してくれよな。ユニコーンドリル」

北斗「ああ、別にいいけど」

ベガ「それは無理よ」

北斗「えっ?」

ベガ「データウエポンは自らの意思でパートナーを選ぶの。そして選んだパートナのコマンダーの中に入ったデータウエポンはもう他のコマンダーに移ることはないのよ。“契約”が解除されない限りね」

北斗「契約って…そんなの僕」

ベガ「目に見えるものではないのよ。契約は心で結ばれるの。コマンダーの心の中に求める何かを見つけたとき、データウエポンはその人のもとにきて契約を結ぶのよ」

カンナ「なんだか一方的な話だな」

銀河「でも、解除とかできるんでしょ。それってどんな…」

ベガ「それはその人の心がデータウエポンの求める何かを心から失った時に行われるのよ。その時初めて、契約は解除されデータウエポンはその人のもとを去るの」

銀河「ああもう、わけわからねえ」

吉良国「見捨てて出て行っちゃうのか」

北斗・銀河「なるほど…」

渋谷長官「まあ、何はともあれ電童は無事救出できたから一件落着だ。北斗君、銀河君。家に帰ってゆっくり休んでくれ。その他の防衛組の子たちももう遅いから帰ったほうがいいだろう」

渋谷長官に促され北斗と銀河、地球防衛組、ザウラーズ、ダンケッツ、ブレイブポリスは小学生ということで帰宅し、大空魔竜隊はそのままGEAR本部基地で休息した。その翌日。

吉良国「そういえば、大空魔竜はどうやって月の機械化帝国にバレないで月の裏側の螺旋城に行けたんですか?」

キャプテン・ルル「それは、スターゲイザーのヴォアチュール・リュミエミールを使ったんです」

吉良国「!?」

セレーネ「スターゲイザーはもともと外宇宙探査を目的に作られている機体なの。そのスターゲイザーに付いているヴォアチュール・リュミエールは惑星間推進システムとして開発された…」

吉良国「ああ、とにかく、その推進システムを使って螺旋城に行ったと」

セレーネ「…ええ、でもちょっと思ったより遅く着いちゃって北斗君たちを助けるころには半数ぐらいの敵はいなくなってたようね」

愛子「やっぱり、データウエポンって凄いんですね」
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