スーパーロボット大戦V
□第八話 戦慄の螺旋城!
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螺旋城 格納庫
素体兵士たちが凰牙の整備をしていた。そこへアルテアがやってくる。
アルテア「凰牙の電池を変えておけ!後で出撃する」
素体兵士「了解!」
ベガ(そうだわ。電童も電池が!?)
アルテアが出ていくと、その様子を物陰から見ていたベガは格納庫に降り立ち身を潜め、額のマスクのボタンを押す。すると、ベガの声はアルテアの声に変わった。
アルテア(ベガ)「電童の電池も変えておけ!後でテストをするやもしれん」
素体兵士「電童ノ電池?…了解!」
アルテアが向かった方を見つめるベガ。
ベガ(気になる…。でも、今は北斗たちの方が先!)
ベガは北斗と銀河の捜索に戻った。
一方その頃、北斗と銀河は謁見室から別室に移された。
素体兵士A「ソノ上ニデモ置イテオケ!死ナスナトノコトダ。小サイカラ気ヲツケロ!」
二人が入った入れ物は何かの台の上に置かれた。
銀河「くそっ!…だいたいお前のせいなんだから!」
北斗「何がだよ!」
銀河「こんなことになったのがだよ!お前のせいで捕まったんだ!あの時お前がちゃんと戦っていれば…」
北斗「なんで僕のせいなんだよ!君がむきになって戦ったからじゃないか!」
銀河「なんだと!お前のせいったらお前のせいだ!」
北斗「やめろよこの!」
銀河「……どうすんだよバカヤロー!こんなことになっちゃって!俺たちこれからどうすんだよ!」
北斗「どうするっていったって…。僕に言われたって知るかよ!」
銀河「…ちきしょう。ちきしょう!出せよ!出せってば!」
銀河は壁に飛び蹴りを何度も何度もたたき込む。それを見た北斗は何かを思いつき、入れ物の中から下を覗き込んだ。
銀河「……なんだよ。何見てるんだよ」
北斗「…どのくらい高いのかな?あの下」
銀河「え!?…知るか!とんでもなく高いことは確かだろうぜ」
北斗「だろうね。ガルファがあのサイズだもん。……銀河、これ落そう」
銀河「うぇ!?」
北斗「二人で体当たりすれば落ちるよ。きっと!」
北斗は壁に体当たりをし始めた。すると、入れ物は台の端へと押される。
北斗「ね!」
銀河「下に落として壊そうってのかよ。けど、そんなんで壊れんのかよ。これ」
北斗は体当たりを続ける。