スーパーロボット大戦V
□第五話 二つの巨神現る!?
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春風町
大空魔竜がダイバーランドへ向かったその日の深夜、春風町にすむ少年「峯崎拳一」は不思議な夢を見る。自分の部屋に落ちてきた巨大な隕石で自分の体が機械の体になってしまうという夢だった。
拳一「…うわぁ!…。なんだただの夢か…」
拳一は寝汗を腕で拭うと自分の腕が機械の腕に!?
拳一「…嘘だよな!?」
しかし、それは寝ぼけていた拳一が見間違えたもので腕は元の腕のままだった。
拳一「ふぅ…」
翌朝、峯崎家
拳一は昨晩見た夢について考えていた。
拳一母「拳一!早く食べないと朝礼に遅れちゃうわよ」
母から椀いっぱいの飯を渡された拳一。
拳一「あ、ああ…」
拳一母「もう浩美君が来て外で待ってるわよ」
拳一「わかってるよ!」
拳一は飯をかっこんだ。そして、朝食を食べ終わった拳一は自分の両親が経営している「峯崎スポーツ」の正面から外にでていく。
拳一「父ちゃん。行ってくるぜ」
拳一父「おう」
そして、店の前で待っている同じクラスの「立花浩美」と合流し学校へと歩き出した。
浩美「おはよう」
拳一「おまたせ。…ふわあぁぁ」
浩美「どうしたの?」
拳一「ああ、ちょっと寝不足でさ」
浩美「まさか、受験勉強とかしてんの!?」
拳一「なんだよ。俺が受験勉強してちゃおかしいってんの!」
浩美「お、おかしくはないよ。でも、本当?」
拳一は笑い出した。
拳一「わははは。んな訳ねぇだろ。いや、ほんとはさあ…」
拳一(いや、待てよ。怖い夢見て眠れなかったっていったら、馬鹿にされるだけか)
拳一「ん〜ん…」
拳一は深く考え込んだ。
浩美「どうしたの。拳一君?」
拳一「…うわははは。だからさあ。子供にはわからないことが色々あるの。うわははは…」
いきなり、後ろから声をかけられる拳一。
???「あんただって、まだ子供でしょ!」
拳一「え!…うわぁ!」
後ろから声をかけたのは同じクラスの「朝岡しのぶ」。彼女は同じクラスの「田辺久美子」と学校へ行く途中、拳一たちを見かけ声をかけたのだった。
拳一「びっくりすんだろ!いきなりでてくんなよ!」
しのぶ「しょうがないでしょ!学校こっちなんだから」
拳一「もうちょっと離れて歩けっての!」