スーパーロボット大戦V

□第四話 最大の危機
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GEAR 中央作戦室

ここは日本のとある町「星見町」の星見野アミューズメントパークの地下に存在する対ガルファ防衛組織「GEAR」である。今GEARに非常事態のサイレンが鳴り響く。

メテオ「正体不明ノ物体多数。依然地球軌道上ニ接近中デス」

GEAR中央作戦室には巨大な球体のコンピュータデッキ「メテオ」が存在している。そのメテオが監視衛生「コスモアイ」からの映像を巨大モニターに映す。そこには巨大な戦艦らしきものとその周りにロボットたちが映し出されていた。しかしコスモアイからの映像はそこで途絶えてしまう。敵に破壊されてしまったのだ。

メテオ「監視衛星コスモアイカラノ通信。途絶エマシタ」

渋谷「間違いありません。すでに監視衛星が破壊されました。直ちに“D作戦”を発動します!」

GEARの渋谷長官はこの正体不明の敵に対し防衛処置を行うことにした。地球軌道上にある多数の迎撃用衛星が一斉に敵群を攻撃。しかし、敵の戦艦らしきものには全く効果がなかった。それどころか戦艦らしきものはハッチからビームを出し、迎撃用衛星を破壊していく。そして、蚊のような敵のロボットが衛星に飛びつき口の部分についている針なようなものを衛星に刺すと、衛星は機械のような怪獣に変化した。ガルファ帝国が生み出した「機獣オービトン」である。ガルファ帝国は蚊のようなロボットで機械にウィルスを注入し機獣を生み出すことができるのだ。さらに同様の機獣を次々と生み出していき、戦艦は下部にあるドリルのような部分を拠点とする月面に突き刺す。そして残りの蚊のロボットたちは地球の大気圏へと突入していった。


星見町

町の上空に大気圏を抜けてきた蚊のロボットが襲来してきた。先ほどの衛星から誕生したオービトンも上空から破壊活動を始めていた。この星見町に越してきた少年草薙北斗も小学校で知り合った少年出雲銀河と校庭でその様子を見ていた。

北斗「攻撃されているのか!?」

銀河「冗談じゃねぇぞ!!」

二人は逃げ惑う人たちとは逆に町の方へ向かって走って行った。


銀河「何でついてくんだよ!」

北斗「君こそ!」

銀河「家に戻んだよ。俺は!」

北斗「僕もだよ!」
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