スーパーロボット大戦V
□第四話 最大の危機
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陽昇学園5年3組教室
ここはライジンオーに乗り邪悪獣と戦った地球防衛組の教室である。今、クラス会議で『地球防衛組をどうするか?』という議題で話し合っている。
ひろし「今日のクラス会議は、僕たちのクラスで地球を守るかどうかを話し合いたいと思います」
仁「今更何だよ!一回出動しちゃったんだからいいじゃん!」
ひろし「仁君!意見は手を上げてから言ってください!」
仁「ちぇ、めんどくせぇ」
クラス委員の高森ひろしに注意され仁は不貞腐れる。
飛鳥「はいっ。」
飛鳥が挙手をする。
ひろし「はい。飛鳥君」
飛鳥「僕はロボットの操縦が面白いからやってもいいけど、この中にはやりたくない人もいるんじゃないかな?塾だとかそういった都合もあるだろうし…」
れいこ「さっすが飛鳥君。どっかのお馬鹿さんとは出来が違うだわさ」
ひろし「それでは地球防衛組をやりたい人は手を上げてください」
仁「はいはい。は〜い!」
あきら「は〜い」
しかし手を上げたのは仁と今村あきらだけでそのほかの人はあげていない。
仁「おい吼児!なんで裏切るんだよ!」
同じライジンオーのパイロット吼児が手を上げないことに苛立つ仁。
吼児「こういうことは、やっぱ大人に任せたほうがいいんじゃないかって…」
マリア「そうね。玩具のゴキブリで女の子を泣かして遊んでいる人に、地球を守るっていう重大なことできるわけないものねぇ」
仁「何ぃ!」
マリア「何よぉ!」
そんな時教室に誰か入ってくる。
武田「その通り!君たち小学生に地球は守れん!この国を守るのは我々大人の仕事だ」
それは武田長官と防衛隊の隊員たちだった。
仁「はぁ?あんた誰?」
武田「あんた!?」
篠田「こらっ!失礼な口を聞いてはいかん。こちらは防衛隊の長官殿でいらっしゃる」
篠田先生が仁たちを嗜める。
仁「ぼうえいたい?…何それ?」
マリア「プロじゃない?」
武田「こんな子供たちがあのロボットを動かしていたとは!?ライジンオーは直ちに我々に引き渡してもらう!!」
仁「えっ!あれは俺たちが貰ったんだぜ!」
飛鳥「そ、そうですよ!」