スーパーロボット大戦V

□第一話 はじまり
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A世界 宇宙暦87年青森・八戸市

 7年前、一年戦争後に起きた九州熊本城での大規模な攻防戦をきっかけとした人類と幻獣によるその後の戦争は人類側とクーデターにより幻獣の王位についた幻獣穏健派のリーダー・カーミラとの間で結ばれた「三千年条約」とよばれる休戦協定の締結で、一旦終結した。

しかし宇宙暦87年、津軽半島にカーミラの兄・元西王アリウスら率いる反カーミラ派の主戦派の幻獣たちが上陸。もともと青森は幻獣の出現率が低かったため、軍の引き抜きに次ぐ引き抜きで戦力は弱体化しており、青森方面軍は五千名近い犠牲者を出し、潰走していった。

そこで連邦政府は戦況を打破するため一年戦争や熊本で活躍したスーパーロボットたちを取り纏めていたオーブに協力を要請し、九州で活躍した「5121部隊」を中心に中国地方の山岳騎兵隊などを含めて結成した「芝村支隊」を決戦の地青森・八戸市へと投入する。

しかし、雪の戦場は補給を妨げ、また幻獣は得意の物量作戦を活かした捨て身の特攻などで人類軍を苦しめたのだった。

ダイヤ「パンチャァァァァグラインド!」

ガイキングの必殺パンチが火を噴きながらゴルゴーン数体に風穴を空けゴルゴーンは強酸をまき散らしながら爆発していく。だが、それでも幻獣は一向に減らず群れをなしている。

ダイヤ「くそっ!?倒しても倒しても限がない!デスパァァァサイト!!」

ガイキングは眼部から熱線を連続で放ち、幻獣を倒していく。背後から数体のオウルベアがガイキングに迫る。そのとき、

ノーザ「エレクトロブレイザァァァ!!」

元ダリウス四天王ノーザの乗るライキングが必殺の電撃光波流を放ち、オウルベアの群れを倒していく。

ノーザ「油断するなっ!!ツワブキ・ダイヤ!!」

ダイヤ「悪い、油断してた。ノーザ突っ込むぞ!!」

ノーザ「ああ!ダイヤ!!」

ダイヤ・ノーザ「ザウルカイザァァァァァ!!」

空中から幻獣の群れに向けガイキングとライキングはザウルカイザーを放ち、幻獣を倒していく。
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