スーパーロボット大戦V

□プロローグ
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第二次世界大戦末期に、突如出現した「幻獣」によって、地球人口は四割以下にまで減少。その対策のために、人類は急遽「地球連邦」を発足する。

同時に、世界には発祥不明の謎の技術が出回り始める。それらは「幻獣対策」の名目のもと、驚異的な速さで普及。対幻獣用兵士「強化人間」や、遺伝子調整を受けた「コーディネーター」が出現した。人類は一気に宇宙へと進出し、ここに「宇宙暦」が幕を開ける。

一方、幻獣の出現頻度は、宇宙暦元年を境に極端に低下。ひとまず危機を脱したものの、反動による人口爆発という、新たな問題が浮上する。人口密度を減らすため、第一次計画として、犯罪者の監獄惑星「エンドレスイリュージョン」への強制移住が行われた。
後に第二次計画としてコロニーが建造され、多くの市民たちが移住する事になる。

しかし、移住を強制された人々は、地球への不満を募らせた。コロニーではジオン公国やプラントといった独立国家が誕生し、反地球運動が激化。それに呼応するかのように、地上でも反コーディネーター・反コロニー運動が起こる。
そして宇宙暦79年、エンドレスイリュージョンとの通信が途絶えたことをきっかけに、地球連邦とジオン・プラント連合の「一年戦争」が開戦する。

だが、翌80年、幻獣の大群が日本の九州に侵攻。同時に侵略者「ゼラバイア」が出現。これによって一年戦争は休戦し、プラントでは親地球派が政権を奪取。地球では対幻獣・侵略者部隊「ティターンズ」が発足した。彼らと、極秘裏に建造されていたスーパーロボットたち、さらにコロニーからの援軍との共同戦線によって、辛くも驚異の撃退に成功。幻獣穏健派との和平が締結された。

その後ティターンズは着実に勢力を伸ばすが、その内部は腐敗していった。やがて組織の中核を反コーディネーター・反コロニーの対立が再燃してしまう。

宇宙暦87年、人類は再び、戦乱の渦に飲み込まれようとしていた……。

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